イギリスの高速鉄道、ユーロスターについて

 



【374形について】

373形に変わるユーロスターの次世代車両として登場したのがイギリス鉄道374形電車です。こちらはドイツ・バイエルン州のミュンペンに本社を置いている多国籍企業であるシーメンス社が手がけた、高速電車のヴェラロの規格を採用しています。英仏海峡トンネルはもちろんのこと、様々な国際列車に対応する設備を備えていることが特徴です。また、動力に関しては電動車と付随車が半数ずつになっている動力分散方式が採用されています。

運用に関しては、ロンドンのセント・パンクラス駅からパリ北駅、ブリュッセル南駅を結ぶ他、アムステルダムやフランクフルト、ケルンなどにも乗り入れが予想されます。2015年に運用が始められており、その他も順次運用予定です。

また、イギリス国鉄374の競争入札に関して、フランスがユーロスター・インター・ナショナルの最大株主であることや、フランスのアルストム社の車両をこれまで導入してきたという経緯から、ヴェラロの導入に関して不快感を示すという一幕もありました。このことからも、利益や自国の技術力に対するプライドなど、鉄道に関する各国の駆け引きというものが相当大きなものであるということが予想できるかと思います。